2020年3月15日日曜日

えりかが帰って来た 動物たちはおおよろこび 2002.12.20

ericaがシドニーから帰ってきた。
鯛の迫のどうぶつや花は大喜び。
犬は声をかけられるし、花は見つけてもらえるからね。
水の中のカワニナも見てもらえるし、流れる水もきれいだねと言ってもらえる。
山のハムスターのお墓や横の切り株は思い出してもらえるし、山道や坂道もそこに落ちていた動物のフンまで思い出してもらえるからね。
鯛の迫の谷間は急に元気に明るくなった。

特にパナはおおよろこび。座れ、ジャンプ、伏せ、をしたら、パナはえらいね、とほめてもらえるからね。いつもericaの動きを追っている。

山のブランコを補強していたら、一人で坂道を上がってくるericaの帽子が木の間から見えた。名前をよぶと、すぐericaが返事。
おじちゃん、あそべる?
ちょうどよかった。ブランコの長さを調整していたから、さっそく試運転。
山の斜面はスキージャンプ台のように急だからね。
ロープをもって構えたとおもったら、静止できずに下へ振り落とされる。
木と木の間を抜けて行き着く先は地上15mの枝の先。
こわいんですよこれが。
ロープは体重270kgまで大丈夫だからあんしん。

https://www.youtube.com/watch?v=MjdHjXuqL8Q&feature=youtu.be

https://www.youtube.com/watch?v=wzsiYPhcskw&feature=youtu.be


門松を作ろうか、と言い出したのはerica。それは名案とすぐ山へ。パナも石垣の壁をはい上がって竹やぶへ。向かいの竹やぶは久し振りにericaの声が反響した。
パナもさっそく「ん」。
前に石油をいれる缶があってそれが焦げてたでしょ、あぶなかったよね。ericaはむかしのことをよく覚えている。
まっすぐな竹を見つけてノコギリでぎーこぎーこ。切り口から水がしみ出てきた。竹の精の水。いい匂い。
幸せの笑顔になるように竹の節を斜めに切った。ノコギリでぎーこぎーこ。左つかいのエリカはノコギリも金づちも名人。
松、ヒイラギ、ぴらかんさ、サザンカ、ゆず。斜面の落ち葉の下で見つけた赤い実の植物。
門松はあっという間にできあがり。

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